不登校なのに、誕生日やクリスマスにプレゼントをするのはおかしいことなのか考えてみましょう。
わがままを助長させてしまうのではないかと不安になっている人もいるかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか。
不登校なのだからプレゼントはなし?それが正しいの?
不登校で学校に行ってないと、普通にクリスマスや誕生日のプレゼントをあげるのはおかしいと思われる親御さんもいるのではないでしょうか。
家庭によっては「不登校でまともに学校行ってないのにプレゼントなんて厚かましい!」という親御さんもいるようなので、不登校でプレゼントまであげるのは甘やかしにつながるのではと思ってしまう親御さんがいても仕方ないこともかもしれません。
確かに、本来子供は学校に行くのが普通なのに、本来の学業ができていないのにプレゼントだけあげてしまうのは、子供のわがままを助長させることになるのではと考えてしまうこともあるでしょう。
では、実際に不登校中の子供に誕生日やクリスマスのプレゼントをあげるのは正しいのでしょうか。
不登校とプレゼントをあげることは関係ない
不登校中の子供にプレゼントをあげるのはわがままを助長させてしまうこととなるのであげない方がいいのか悩んでいる親御さんもいるようです。
しかし、そもそも不登校と誕生やクリスマスのプレゼントは関係ないと言えます。
誕生日のプレゼントは、その子がまた一年間大きな病気や事故もなく育ってきたことを祝う日であり、クリスマスも家族でイベントを楽しむ日であるものです。
学校のイベントでもなく、不登校だからってプレゼントをあげないというのは全く別の問題ではないかと思われます。
不登校であることと、誕生日を祝いプレゼントをすることで、子供をつけあがらせるようなことはないと言えますので、普通に誕生日もクリスマスもプレゼントをあげて良いのではないでしょうか。
むしろ、プレゼントはあげて欲しい
そうはいっても、実際に不登校となる前はふつうに誕生日もクリスマスもプレゼントをもらっていたのに、不登校になったら急にプレゼントがもらえなくなってしまった、という子供もいるとされています。
家族としては、怠けて学校をさぼっているのにプレゼントを欲しがるのは道理が違うということなのかもしれませんが、そういう風に思われてしまった子供はさらに傷つくのではないかと思われます。
なぜなら不登校の子供は、決して怠けていたりずるしたいから学校に行けなくなっているわけではないからです。
本人だって行きたいと思っているのに身体が拒絶反応をしていけなくなってしまっているので、ずるしたりさぼっているわけではないはずです。
大人になると、「たかが子供の世界で」と思うこともあるかもしれませんが子供も子供なりに、子供だけの世界で頑張っています。
不登校になる子供というのは、それだけ繊細で周りに気を遣うあまり疲れてしまい不登校となってしまう子供が多いとされていますので、親の知らないところでそれこそ胃がキリキリ傷むくらいの思いをしながら無理して学校に通っていたかもしれないのです。
そんなに頑張って学校に行っていたけれど、結局苦しくて不登校になってしまったのだから、頑張っていたことを認めてあげなければ子供の気持ちは報われないのではないでしょうか。
だからこそ、子供が楽しみにしている誕生日やクリスマスのプレゼントは必ずあげた方が良いと言えます。
そうやって自分のイベントをきちんと祝ってもらうことで、親に対する信頼関係が深まり愛情を感じて不登校になっても強く生きられるようになれると言えますので、不登校になったからと言ってプレゼントを取り上げるようなことは決してしないようにするのが望ましいでしょう。