不登校のままでも自宅学習を受ければ学校が出席扱いになることがある?

不登校となると学校がずっと欠席になってしまうので出席日数が足りなくなるのではと不安になる人も多いと思われます。

しかし、場合によっては自宅学習をすることで出席扱いになることをご存知でしょうか。

スポンサーリンク
futoko-infoレクタングル大

不登校となって勉強の遅れや出席日数が心配!

子供がある日突然、「今日、学校に行きたくない」と言い出して自分の部屋にこもる日が多くなり結果的に不登校となる、そんな日々を繰り返してどうすれば良いのかわからずに悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか。

学校に行かなくなることで授業を受けられないため勉強に遅れが出る不安や、休みすぎることによって出席日数が足りなくなり、学校を卒業できなくなるのではと悩みは尽きないことでしょう。

なんとか勉強だけは遅れることがないように、自宅学習をしたとしても出席日数が足りなくなるのは否めません。

特に、子供が不登校となっている理由がいじめや教師の問題、学校の対応が不十分だった場合にはなぜ自分の子供が学校のせいで不登校となり満足に卒業できなくなるのだとつらくなってしまうこともあるでしょう。

しかし、出席日数においては自宅学習をすることで解決できる可能性があることをご存知でしょうか。

不登校でも自宅学習で出席扱いになるって本当?

不登校となると勉強の遅れだけでなく出席日数が足りなくなるという不安が付きまとうと思われますが、実は自宅学習をすることで学校に通学したことと同じ扱いにしてくれるシステムがあることをどれくらいの人が知っているでしょうか。

平成17年に文部科学省が各自治体において通達した制度として存在するのが、不登校の生徒が電子メールやネット上の学習塾、テレビなどを使用した通信学習システムなどのITを利用したり、郵送やファックスなどを活用しながら提供される学習活動を行った場合、学校に出席したことと同じ扱いをしてくれるという制度です。

この制度は、不登校の生徒の学習の遅れが出ることを少しでも軽減できればということで始まった制度とされています。

小学校、中学校、高校を対象として利用できる制度であり、特に高校生の場合は出席日数が足りなくなるとそのまま退学となってしまうこともありますので利用できるなら利用した方が良いと言えるのではないでしょうか。

自宅学習で出席扱いにしてもらうにはデメリットもあるって本当?

不登校であってもネットを利用した自宅学習で学校の出席扱いにしてくれるなら、勉強の遅れや出席日数が足りないことによる不安も払拭できると言えます。

ただ、不登校の自宅学習において出席扱いにしてもらうためにはいくつかの条件が必要であるとされているので注意が必要です。

なぜなら、インターネットの通信塾などを閲覧したり利用しているだけでは、出席扱いをしてくれるわけではないからです。

自宅学習で学校を出席扱いにしてもらうためには、まずインターネットなどの通信塾を利用する以外にも、家庭教師などの対面での学習もしなくてはならないのが条件とされています。

その家庭教師においても、不登校の子供を教えるにあたって事前研修を受けてもらう必要がありしっかりと学習計画を立てて勉強しなければならず、その状況を学校側と密に連絡を取るのが条件とされています。

そして、不登校で自宅学習をしていてもこれらの条件を満たしているなら出席扱いにしてくれるかどうかは、その学校の校長の判断にゆだねられますので、いくらこれらの条件をクリアしたところで校長がダメだといえば出席扱いにはならないと言えます。

このように、自宅学習で出席扱いにしてもらうには様々な条件が必要であり、校長の許可がいるなどのデメリットもあるとされていますので、学校に通うことなく出席扱いにしてもらいたい場合には安易に考えずにしっかりと計画を立てていくのが良いと言えるでしょう。

スポンサーリンク
futoko-infoレクタングル大
futoko-infoレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする