不登校の長期化が必ずひきこもりになるとは限りませんが、不登校からひきこもりの状態になる子どもも少なからずいます。
家や自室にひきこもってしっまった子どもに、親はますます困惑し悩むばかりですが、正しい対応をすれば解決の糸口は必ずあります。
不登校からひきこもりになってしなった場合に、解決するために必要な条件とは何なのかについてまとめました。
目次
不登校からのひきこもり解決に必要な3つのこと
長い不登校からひきこもりの生活になってしまった子どもが、外出したり学校へ行けるようになるためには、次の3つの条件が整っていることが必要です。
本人の意思
当然ですが、本人がひきこもりの生活を解消したい、学校に復帰したいと思っていなければ、ひきこもりは解決できません。
本人の意思がなければ、親や周囲がいくら説得したところで、本人を部屋から引っ張り出すことはできないのです。
家族の支え
本人の意思があっても、ひきこもりと不登校を解決するには時間も労力もかかるため、家族の理解と支えが必要です。
失敗や挫折を温かく見守ってくれ、ありのままを受け入れてくれる安心できる家庭があることが、本人が頑張るためには大切です。
社会的な支援
ひきこもりを解消して学校に復帰できるようになるには、社会とかかわりをもつための段階を踏む必要があり、学校の理解と社会の支援が不可欠です。
不登校やひきこもりの支援団体との連携や、学校へ戻るためのフリースクールやフリースペースを活用することが、ひきこもり解決の手助けになります。
ひきこもりの解決に必要な条件を満たすためにできることとは
では、上記の3つの条件を満たすためには、親はどのようにしたらいいのでしょうか。
本人の意思を育てるには
本人がひきこもりの状態を何とかしたいと思えるようになるには、精神的な安定と元気を取り戻すことが不可欠です。
そのためには、本人がこうならざるを得なかった心情を汲み取り、責めたり叱ったりせずに温かく見守ることです。
家族の支えとは
まずは、不登校でひきこもり状態の子どもを受け入れて、家庭のなかに安心できる居場所を作ることです。
また、ひきこもりの支援を行う団体や相談機関に早めに相談する方がよく、家庭での対処について学ぶ姿勢も大切です。
社会的な支援を受けるには
ひきこもりの子どもを支援する団体は、親のみの相談や家庭訪問をしてくれるところもあるので、早めに動いて信頼できるところをみつけます。
家庭訪問からフリースペースなどへの外出というように、本人のやる気が出てきた時に、手助けがスムーズにいくようにしておくことが大切です。
また、学校ともこまめに連絡を取るようにし、タイミングを見て先生やクラスメイトからの声掛けをしてもらうなどの対策ができるようにしておきます。
不登校からのひきこもり解決に必要な3つのことまとめ
ひきこもり解決に必要な3つのこととは
・ひきこもりの生活を解消したい、学校に復帰したいという、本人の意思。
・失敗や挫折を温かく見守ってくれ、ありのままを受け入れてくれる、家族の理解と支え。
・学校の理解やひきこもりの支援団体などからの社会的な支援。
解決に必要な3つの条件のためにできること
・本人の意思を育てるには、精神的な安定と元気を取り戻すことが必要不可欠で、責めたり叱ったりせずに温かく見守る。
・家族で支えるには、不登校でひきこもり状態の子どもを受け入れて、家庭のなかに安心できる居場所を作る。
・ひきこもりの支援を行う団体や相談機関には早めに相談する方がよく、相談や家庭での対処のしかたなどを学ぶ。
・社会的な支援を受けるには、早めに動いて信頼できる支援団体をみつけ、相談や家庭訪問などの支援を受ける。
・学校ともこまめに連絡を取るようにし、タイミングを見て先生やクラスメイトからの声掛けをしてもらうなどの対策ができるようにしておく。