不登校となり学校に行かなくなると、外や社会とのつながりが薄れるようになります。
不登校となっても習い事だけするのは問題ないのでしょうか。
不登校の子供が習い事だけするのはあり?なし?
不登校となるとほとんど学校に行かずに家で過ごす日々となることが多いため、人によってはまったく社会とのつながりがなくなり不安になることもあると言えます。
そんな子供の姿を見ている親御さんの気持ちとしてもつらいと感じることもあるでしょう。
そのため、不登校だけれど子供の好きな習い事に通わせようと考える親御さんもいるかもしれませんが、不登校中なのに習い事に通わせるのは問題なのでは考えて躊躇している人もいるのではないでしょうか。
では、実際のところ不登校中の子供に習い事だけ行かせるのはありなのか、あるいはなしなのでしょうか。
不登校中に習い事はおすすめ
不登校なのに習い事だけするのは後ろめたい気持ちもあるかもしれませんが、不登校中に習い事をするのがどうなのか気になるところです。
結論から言いますと、不登校中でも習い事をするのは良いとされています。
確かに、学校に行ってないのに習い事だけ通わせることに抵抗のある親御さんもいるかもしれません。
しかし、習い事をすることで子供の自主性が生まれたり成功体験を経験できることで物事に対しても前向きになれるようになるのではないでしょうか。
不登校となってしまったことで子供自身が自信を無くしている場合が多いですが、習い事をすることで家以外とのつながりが持てたり自信につながることもあるとされていますので、不登校中でも習い事をやるのは悪いことではないと言えます。
ただし、本人があまりやる気になっていないのに無理やりやらせるのは逆効果となることもありますので、そこは臨機応変に行っていくのが望ましいでしょう。
どんな習い事をするのが良い?
では、不登校中の習い事としておすすめなものはどんなものが良いのでしょうか。
体操や公文、ピアノなど様々な習い事があるとされていますが、何より一番良いのは子供が好きなもの、やりたそうにしている習い事を始めてみるのが良いと言えます。
なぜなら、子供が自発的に始めた習い事は継続しやすい可能性が高いとされているからです。
逆に、親が勧めて始めた習い事はいやいや行くことになるので長続きしないことが予想されますし、習い事を続けられなかった場合に自分に自信を無くしてしまうこともあるので注意が必要です。
また、習い事を始めたことによって生み出されるエネルギーが不登校から脱出できるきっかけとなることもあるからです。
自分の得意な習い事を始めて、様々な成功体験を経験することで、習い事以外の他のことが出来るかもしれない、そこから学校に行ってみようかとつながる可能性も出てくるかもしれません。
もちろん、習い事を始めたからと言ってそんなうまくいくとは限りませんが、子供が自主的に何かをするということで他のことも経験して挑戦したいという気持ちが生まれることは確かと言えます。
親としては心配な面もあるかもしれませんが、ここはなるべく口出しせず子供のやりたいようにやらせてみるのも良いのではないでしょうか。