不登校となってしまうと毎日夏休みみたいなものになりますので、どんな過ごし方をさせたら良いのか悩むところです。
不登校の子供はどんな過ごし方をするのが良いのでしょうか。
不登校となると生活リズムが崩れるのが心配!
不登校となって一日中家にこもる生活となると、学校に行くために毎日早起きしなくても良くなるので一日だらだらして過ごしてしまうのではないかと心配になる親御さんも多いと思われます。
確かに、学校に行くために次の日朝早く起きる心配もないので、つい夜遅くまでゲームをして過ごして朝が起きられなくなったり夜更かしし過ぎて昼夜逆転の生活になってしまうこともあると言えます。
子供が行きたくないといっているのに無理やり学校に行かせるようにするのは逆効果となるのであまりお勧めできませんが、不登校になって生活リズムが崩れてしまうのも問題と言えるでしょう。
では、子供が不登校となった場合の過ごし方としては、どんな過ごし方をするのが良いのでしょうか。
不登校になった直後は好きなように過ごさせよう
学校生活がプレッシャーとなり不登校となってしまった直後というのは子供自身も様々なことに疲れ切っています。
親としては学校に行っていた頃のように規則正しく過ごしてほしいと思われるかもしれませんが、不登校になった直後は子供の精神安定のためにも好きなように過ごさせるのが良い過ごし方と言えるのではないでしょうか。
特に、朝起きるのが辛かった子供にとっては十分に睡眠を取った方が良いと言えますし、それによって昼夜逆転の生活になったとしても少しは仕方ないと思ってください。
子供としては、頑張って学校に通っていたことの反動で心も体も疲れており、誰にも縛られることなく好きなように過ごしたいと思っているはずです。
不登校になったから生活が不規則になるのは問題だとして、親が規則正しく生活させようとすると自分の居場所がなくなったと感じて返って自分の殻に閉じこもってしまうことにもなりかねませんので、不登校になった直後はなるべく子供の好きな過ごし方で過ごさせるのが理想的な過ごし方といえるでしょう。
勉強しなくていいの?勉強の遅れが不安
子供が不登校となって自分の好きなよう過ごし方をしていると、当然勉強をしなくなる場合が多いのではないかと思われます。
テレビを観たり漫画を読んだりゲームをしたり、自分の好きなことばかりで勉強する姿が見られないことで不安になる親御さんも少なくないのではないでしょうか。
子供が不登校で学校を休んでいる間にも学校の授業は進んでしまっているので、勉強に遅れが出てしまうのではと思いなんとか勉強させようとしてしまう親御さんもいるかもしれません。
ただ、強制的に勉強をさせるのは少し待ってほしいと思われます。
まず大切なのは、学校生活で不安定となった子供の心の平安を取り戻すことです。
心が不安定な状態でいくら勉強させようとしても、頭の中に入っていきませんし何より子供自身にやる気がないのですから進まないことが多いと言えます。
子供自身だって、不登校となったことで学校の勉強が遅れる不安などもあると思われますが、そう思っていても気持ちがついて行かないことには意味がありません。
ゲームをしたり漫画を読んでいるのは、親にとっては一見ただ遊んでいるようにしか見えないかもしれませんが、子供にとっては不安定な心を落ち着かせるのにとても大切な過程なのです。
親としては早く学校に行かせて勉強して欲しいと気持ちが焦るかもしれませんが、本人の気の済むまで好きなことをやらせて、本人が勉強しようという気になるまで待ってあげるのが良いと言えます。