不登校となると一日中家にこもったままとなってしまいます。
しかし、そこでプログラミングなどを始めることで不登校の子供に良い効果をもたらすことにもなるのをご存知でしょうか。
パソコンが得意ならプログラミングを勧めるのもあり?
不登校となって学校へ通わなくなると、何をしていいのかわからなくなる子供も多いことかと思われます。
一日中ゲームをして夜更かししても、ある程度やれば飽きてしまうし何とか他に熱中できるものはないのかと親御さん自身も一緒に探したい気持ちになるでしょう。
もし、不登校の子供がパソコンが得意であるのなら、ゲームを作ったりプログラミングをやらせてみると熱中するようになるかもしれません。
プログラミングは、人間の指示通りにパソコンを動かすための様々な設計図を作ることですが、1つでも間違えてしまうとエラーになり思った通りに動かすことが出来ません。
そこから、なぜ動かないのかどうすれば動くようになるのか探り探って成功すれば、それが成功体験となって自分の自信につながることもあると言えます。
不登校となった子供は、自分が学校に行けなくなったことで自分に自信を無くしてしまうことが多いため、自分の得意分野において成功体験をすることによって自信につながり、不登校解決への糸口になるここともあるかもしれません。
プログラミングを始めるとますます勉強が遠ざかるのでは?
プログラミングに興味を持ち始めて熱中するあまり、学校のことにはほとんど興味を持たなくなりますます勉強から遠ざかってしまうのではないかと、親御さんであれば心配の種になるかもしれません。
確かに、プログラミングをすることに夢中になっている間は勉強のことも疎かになってしまうかもしれませんが、子供だって何も考えていないわけではないと思われます。
プログラミングをしながら、この先何かにつながっていけないのか、こういったことを仕事にできるのではないかと考え始めるのではないでしょうか。
実際に、不登校を経験しながらプログラミングに興味を持ち始めて現役高校生でエンジニアとして勤務している経験を持つ人もいるとされており、自分の得意分野で興味を持ち始め、そこから勉強したり学校に行こうという気になることもあるのではないでしょうか。
いつ、どのくらい不登校の期間を過ごしたらそんな風になれるのかというのはその子供自身によってそれぞれ違いますので何とも言えませんが、プログラミングに限らず何か好きなことや得意な分野のことがきっかけで勉強する気になったり学校に行く気になることは十分あると言えるでしょう。
すべての不登校の子供に有効なわけではない
このように、不登校の子供にプログラミングを学ばせたり始めることで不登校の解決のきっかけになることもあるとされています。
プログラミングがこれからの時代に必要となってくるこの現代では、子供のうちからそういったことにチャレンジしたり自分からその方向へ進む道を志すのも決して悪い事ではないと言えるでしょう。
ただ、このプログラミングによる不登校の解決はすべての不登校の子供に有効な手段というわけではないのがデメリットと言えるかもしれません。
運動は苦手だけどプログラミングやパソコンが得意な子供がいるように、身体を動かすことは比較的得意だけどパソコンの前でじっとしていられないという子供もいます。
自分の子供がパソコンが得意であるかプログラミングに興味を持つかどうかその子の興味の対象になるかならないかで決まりますので、もし子供が興味が持てないならプログラミングを始めることが不登校の解決に良い事だったとしてもあまり意味がないかもしれないでしょう。
その場合には、とにかく子供の得意で好きな分野のことで伸ばしてあげるのが良いと言えます。
もちろん、不登校の間も勉強をすることは大切ですが、まずは枯れきった心に栄養を与えて元気にすることが先ですので、焦らずじっくり構えていくのが望ましいと言えます。