子供が学校に行かなくなったことで、学校側はどう対応してくれるのかというのは非常に気になるものと言えます。
もし、学校の対応に不満があった場合にはどうすれば良いのでしょうか。
不登校に対する学校の対応とはどんなもの?
家庭において子供が不登校となると、それこそ家族一丸となって対策を考えるものですが、学校の対応としてはどんなものとなるのか気になるところです。
そもそも、不登校に対する学校の対応というのは、文部科学省の考え方が基本となっています。
マニュアルもあるのですが、その内容としては子供にはそれぞれ家庭の事情や背景があるためしっかりと把握することと、それに対して家族の働きかけをして不登校改善に導こうというものですが、実際にマニュアルがあったからと言ってどうなるものではないと言えます。
すべての学校において文部科学省のマニュアルが基本であれば、本来なら不登校の対応について不満を持つ人はいないはずです。
しかし、不登校になった我が子の学校の対応に不満を持つ親は少なくないとされていますが、その差は何なのでしょうか。
不登校に対する学校の対応が不満になる理由
では、実際に学校側のどんな対応が不登校児を持つ親にとって不満と感じるのでしょうか。
それは第一に「学校の対応と親や不登校の当事者が本当にしてほしい対応と大きく食い違っているから」ということではないでしょうか。
不登校に対してこちら側の事情汲まずに学校側の意見を押し付けられたり、何の理由もなく「学校来なよ」というために何度も自宅を訪問する、細かい配慮が行き届かず、結果的に子供が不登校児としてクラスから浮いてしまう存在になったなど、自分たち家族の思いと全く違う対応されてしまうと「この学校は何を考えているのだ」と頭にくることでしょう。
ただ、学校側がどうしたいのか親がどう対応してほしいかということよりも、もっと大事なことがあるのですがそれは何なのかわかるでしょうか。
大切なのは子供の気持ちを尊重すること
親にも学校側にもそれぞれの主張がありその方向にもっていきたい胸などもあると思われますが、一番大切なのは子供の気持ちを尊重することです。
不登校になって学校に行きたいのに行けなくなり悩んでいるのは子供自身であり、最もつらい思いをしているのも子供です。
子供の意見を無視して親が対応が不満、思い通りならないなどと学校側と意見をぶつけ合ったところで、子供の気持ちが取り残されてしまっては意味がありません。
そのため、学校の対応も気になるところですが親としてはまず子供の気持ちを第一に考え尊重しながら考えていくことをおすすめします。
不登校に対する学校の対応マニュアルは決まっていますが、担任の先生の対応にも左右されると言えます。
不登校児を問題児として排除しようという担任もいれば、親身になって相談に乗って心配してくれる担任もいます。
担任以外にも、頼れる先生がいた場合には直接その先生に頼って学校との橋渡しをしてもらうなど、不登校の解決へと導く手助けの手を広げていくのも良いのではないでしょうか。