子供が急に不登校になってしまうと、慌てて学校に行かせようとする親御さんも多いことでしょう。
しかし、無理やり行かせるのは非常に良くないやり方とされています。
不登校は無理やりいかせるべき?
ある日突然、子供が学校に行きたくないと言い出し不登校になった場合、親としては非常に困ると思われます。
小学校、あるいは中学校に進学して急に環境が変わったことに適応できずに疲れてしまう子供もいますので、一日くらい休ませてあげようと思うかもしれません。
ただ、翌日もその翌々日も同じように休みたいと言い出した場合には休み癖が付くのではないかと無理やりいかせてしまいたくなる気持ちも出てくると言えます。
親御さんとしては、このまま不登校が続いて進学しても子供が困るようになるのではないかと、不安に思われて無理やり行かせたくなるのだと思われますが、ちょっと待った方がいいと言えます。
その理由としてはどんなことが考えられるでしょうか。
無理やり行かせることで不登校が悪化することも
子供が学校に行きたくないのは単なる甘え癖やさぼり癖なのだと、重大なことだと思わずに無理やり行かせようとすることもあるかもしれません。
あるいは、なるべく大事にしたくないからととにかくこの場をおさめるために無理やり行かせようとすることもあるでしょう。
結論から言ってしまうと、子供が不登校になって無理やり行かせたことで、良い結果が待っていることはまずないと考えて良いでしょう。
もちろん、色々な子供がいますので中には軽度だったために不登校が解消されたケースもあるかもしれませんが、無理やり行かせたことで返って不登校が悪化する可能性の方が高いとされているのです。
子供にとったら、意識しているか無意識なのかにしても何か理由があって不登校になっているのですから、その理由を聞かないまま無理やり行かせてしまうのは親に対する不信感も芽生えてしまうかもしれませんので、無理やり行かせるようなことは絶対にしないようにしましょう。
子供のつらい気持ちを受け止める
子供は学校に行くべきであり、家で休むべきではないというのは確かなことではありますが、子供自身だって好きで不登校となっているわけではないはずです。
本当は、他の子たちと同じように学校に行きたい、一緒に勉強したり部活をして学校生活を楽しみたいと思っているのにそれができないのですから、子供自身も苦しんでいるはずなのです。
学校に行きたくないのには何か理由があり、それは子供自身の問題であると同時に家族の問題でもあります。
どうしても苦しくなって、お父さん、お母さんに助けを求めている形が結果不登校という形になっているのですから、まずは子供の気持ちを受け止めることに最善を尽くしましょう。
学校に行く行かないはそれから考えても遅くないと言えますので、子供の気持ちに寄り添い受け止めてあげられるように努めてみてはいかがでしょうか。