子供が不登校になり困っている親御さんも多いと思われます。
実は、不登校になる子供の多くはもともと優しい子が多いのをご存知でしょうか。
なぜうちの子が不登校に?
子供が学校に行く時間になると「学校を休みたい」と言い出して不登校が続くと親としては「育て方が間違ったのか?」と不安になることもあると思われます。
これから社会に出て働く前の、子供の世界においてもそんな風に逃げ腰になっているのでは将来が心配だと思い、何とかしてでも学校に行かせようと思うこともあるかもしれません。
確かに親としては不安なこともあると思われますが、少し思いとどまってみてください。
当然のことですが、子供が不登校になるのはそれなりの理由があるのですから、無理に学校に行かせる前に子供の気持ちを聞いてみてからでも遅くはないのではないでしょうか。
不登校になる子供は優しい子が多いの?
子供が不登校になった場合、「なんでうちの子は性格が弱いんだ」と思うこともあるかもしれません。
実は、不登校になりやすい子どもの傾向として優しい子が多いとされているのですが、その理由として考えられることはどんなことなのかご存知でしょうか。
性根が優しい子供というのは、友達に理不尽なことを言われたりされたりしても、友達関係を友好にさせようとして自分の感情を抑えて我慢してしまうことが多いとされています。
つまり、周りと円滑に付き合うことを前提として自分を出さずに抑えてしまうことから、ストレスが溜まりやすくなってしまうのです。
そのストレスを自分で把握しており言語化できるのなら良いのですが、ストレスを感じていることにも気づかない子供の場合には頭痛や腹痛などの体の症状にあらわれる、「心身症タイプ」の不登校であることが多いのです。
もし、子供が学校に行く時間になると頭痛や腹痛を訴える場合には、その可能性が高いと言えるでしょう。
無理に行かせようせようとせず子供と向き合う時間を
子供が友達や周り人に対して優しくできる性格であることは、とても良い事だと言えます。
自分のことしか考えずに喧嘩ばかりを吹っ掛ける人に比べたら、争いを嫌いなるべく喧嘩しないように友好関係を築こうとするのは素晴らしいことであり、決して親御さんの子育てが間違っているわけではないでしょう。
ただ、その分敏感でありストレスを感じやすくなってしまうために不登校になってしまうのかもしれません。
大人も、社会出て働き始めると人間関係が煩わしく「明日会社行きたくないな」と思うこともあるかと思われます。
会社に限らず、ご近所付き合いやママ友など様々な付き合いにおいて面倒になり逃げだしたくなることもあるでしょう。
子供も同じく、子供なりの小さな世界の中で色々なことに気遣い一生懸命頑張っているからこそ、ストレスを感じて不登校となってしまうこともあるのではないでしょうか。
そのため、子供が学校に行くたくない、あるいは頭痛や腹痛がするから学校に行けないと言い出したら、まずは子供の気持ちに向き合ってあげることが大切です。
特に何も原因が見つけられない場合には、カウンセリングを利用してみるのも良いかもしれませんので、無理に行かせようとせず子供の気持ちに寄り添ってみることをおすすめします。