不登校になった場合、それまで通っていた学校に復帰することを考えるのではなく海外留学を考える人も少なくありません。
不登校からの海外留学におけるメリット、デメリットについて考えてみましょう。
不登校でも海外留学、そんなこと大丈夫?
不登校により毎日学校に行くことが出来ず辛そうに過ごしている我が子を見て、普通の学校に行かせるよりもいっそ海外留学をしてみてはと考える親御さんも少なくないのではないでしょうか。
あるいは、子供自身の方から「海外留学をしたい」と言い出すこともあるかもしれません。
新しい世界を知る上で、海外留学を考えるのも決して悪い事だとはないと言えますが、親として不登校で学校を休んでいる間に海外留学するなんて良いのだろうかと不安に思われる人もいることでしょう。
では、実際に不登校からの海外留学についてどうなのでしょうか。
それぞれのメリット、デメリットについて考えてみましょう。
不登校から海外留学をするメリットとは
まず、不登校から海外留学することでのメリットについて考えてみましょう。
一番のメリットとしては、やはり今までの学校の人間関係から解放され新しい世界を知ることが出来ることではないでしょうか。
特に、学校での人間関係にストレスや気づまりを感じて不登校となった場合には、海外留学をすることでそれらの煩わしい関係から離れることができるだけでなく、大きく周りの環境を変えられる良い機会であると言えるでしょう。
また、海外の生活を過ごすことによって語学力を身に着けることが出来たり、国際感覚を養うこともできるでしょう。
海外留学することによって自分に自信をつける人は非常に多く、不登校によってなくなっていた自分の自信を取り戻すことが出来るのも、海外留学における大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
不登校で海外留学、当然デメリットもある!
メリットがあれば当然デメリットも存在するものですが、不登校からの海外留学のデメリットとして考えられることはどんなことでしょうか。
まず大きなデメリットとしては、語学力を身に着けるまでに相当時間がかかるということです。
生活する上でも自分の意思を伝える上でもまずはその国の母国語をしゃべれないことには意味がありませんので、それを小中学生や高校生が海外留学のためだけにマスターするのは相当の努力が必要となるのではないでしょうか。
加えて、海外は自分でどんどん発言をして主張する傾向にある国が多いため、日本にいるときのように引っ込み思案で過ごしていると「意思がない人」として海外の子供たちに相手にされないこともあるかもしれません。
そして、これは親御さんに関するデメリットですが、どれくらい行くかによっても異なりますが留学費用が馬鹿にならないというのもデメリットと言えます。
親御さんがついて行くのなら話は別ですが、異国で子供一人でやって行けるのかという不安がいつまでも付きまとうのも親御さんのデメリットと言えるでしょう。
ただ、不登校で学校に行けないことにくよくよ悩んで過ごすよりも、子供自身にやる気があるのであれば挑戦させてみるのも一つの手段です。
可愛い子には旅をさせろではないですが、子供の可能性を伸ばすためにも一度海外留学について親子で話し合ってみるのも良いのではないでしょうか。