中学生は高校受験を控えているため、不登校が長引いてしまうと、勉強に遅れが出てしまうことが特に心配になります。
高校進学は不登校を克服するチャンスでもありますし、受験という目標を持つことは、不登校中の生活にもいい影響を与えます。
不登校の中学生が、学校へ行かなくても受験勉強を続けるには、どういう方法があるかについてまとめました。
目次
不登校の中学生でも家庭で学習できる受験勉強のポイント
不登校の中学生が家庭で受験のための勉強をするには、次の2つのポイントをおさえておくと効率的に進められます。
教科書ガイドを活用する
高校受験は、中学生が授業で勉強したことをきちんと理解しているかどうかが試される試験であり、教科書をしっかりと理解していることが大事です。
教科書ガイドには、その教科の単元ごとの解説や練習問題の解答、どうしてその答えが導き出されるかの詳しい解説が載っています。
教科書ガイドを読むことで、学校で先生がどのように授業を進めているのか把握することができますし、教科書を読んだだけでは分からない部分を理解するのに役立ちます。
学校へ復帰できた時には、遅れた分を取り戻すための予習復習にも役立ちます。
定期テスト対策
学校の定期テストの問題は、受験対策には最適の練習問題になりますので、実際には受けられなくても、定期テストのための勉強はしっかりしておきます。
定期テスト対策の問題集を解いたり、学校でどのような問題が出たのか、テスト後にクラスメイトや先生に教えてもらうといいでしょう。
定期テストの問題を解くことは、自分の苦手や弱点を知る手掛かりにもなり、受験勉強に大いに役立ちます。
不登校の中学生が勉強するには、親やプロの教師の支援が重要?
不登校の中学生が自宅で受験勉強する時には、親はどこまで支援をしてあげればいいのでしょうか。
また、親以外のプロの学習の支援が必要な時には、どんな所に支援を求めればいいのでしょうか。
親が勉強をみてあげる?
小学校の頃から不登校気味で大幅に勉強が遅れている場合や、本人に勉強の習慣がついていなくてやり方が分からないような時は、やはり親の手助けは必要です。
学年をどこまでさかのぼって勉強しなおしたらいいのか、どうやって勉強したらいいのかは、親がみてあげなければできないことです。
本人が望んでいない場合は無理強いせず、求められればできるだけの支援をする姿勢で見守ります。
不登校の学習支援の場
不登校の中学生のための学習の場は、フリースクール、NPOやボランティアによる学習支援、教育員会が設置する適応指導教室などがあります。
支援内容は団体によって違いがあり、かかる費用も無償の所から月に数万円かかるところまで様々です。
本人の学力に合わせたきめ細かい指導が必要な場合や苦手科目だけピンポイントで教えてもらいたい場合など、本人にあったところを選ぶことが大切です。
不登校の子どものための学習支援だけでなく、一般的な家庭教師も、本人との相性が合えば効果が高いのでお勧めです。
不登校になった中学生が受験のための勉強を続けたい時まとめ
家庭で受験勉強する時のポイント
教科書ガイドを活用する
・高校受験は、授業で勉強したことを理解しているかどうかが試される試験であり、教科書をしっかりと理解していることが大事。
・教科書ガイドを読むことで、先生がどのように授業を進めているのか把握することができ、教科書を読んだだけでは分からない部分を理解するのに役立つ。
定期テスト対策
・中学の定期テストの問題は、受験対策には最適の練習問題になるので、実際には受けられなくても、定期テストのための勉強はしっかりしておく。
・定期テストの問題を解くことは、自分の苦手や弱点を知る手掛かりにもなり、受験勉強に大いに役立つ。
親やプロの教師の支援は必要?
親の手助け
・大幅に勉強が遅れている場合や、本人に勉強の習慣がついていなくてやり方が分からないような時は、親の手助けは必要。
・本人が望んでいない場合は無理強いせず、求められればできるだけの支援をする姿勢で見守る。
不登校の学習支援の場
・フリースクール、NPOやボランティアによる学習支援、教育員会が設置する適応指導教室などがあり、支援内容や費用は団体によって様々。
・本人の学力に合わせたきめ細かい指導が必要な場合や苦手科目だけピンポイントで教えてもらいたい場合など、本人にあったところを選ぶ。
・一般的な家庭教師も、本人との相性が合えば効果が高いのでお勧め。