中学で不登校となってしまう子供の割合は非常に多いとされています。
進学して高校生となった場合、不登校を克服することはできるのでしょうか。
そもそも中学で不登校でも高校生になれるの?
人間関係や学校自体が嫌になり、中学校で不登校となってしまう子供は少なくないとされています。
小学校と違い急に環境が変わることに対応できず、しかも3年間という短い期間では最後までなじめずに卒業になってしまうこともあるかもしれません。
卒業となれば、次は高校進学が待っていますが、そもそも中学で不登校だった場合でも高校に進学することは可能なのか気になるところと言えます。
もちろん、中学校で不登校だったとしても高校に進学することは可能です。
ただし、普通に学校に通って進学するよりも大変であったり、内申重視の公立高校に進むのは難しい可能性もありますが、高校に進学すること自体は不登校であっても問題ないでしょう。
中学生と高校生はそもそも全く違う環境
親御さんも、当事者字である本人も気になって不安なこととして、高校に進学はできたもののまた不登校になってしまうのではないか、ということではないでしょうか。
中学時代もまともに通えていなかった場合、高校になってもきちんと通えるのか心配になる気持ちもわかります。
確かに、また学校生活に馴染めないで不登校になるのではないかという不安がよぎるのも仕方ないと言えるでしょう。
ただ、中学生の時の学校生活と、高校の学校生活は基本的には同じですが全く違う環境と思って良いかもしれません。
中学校の場合、中学受験をしない限りは地元の中学校に通うことが多く、小学校も同じ地域から行く子供が多いことから、一度その中に馴染めなくなってしまうと通いづらくなってしまうのも否めません。
しかし、高校は様々な中学校から色々な子供たちが集まるだけでなく、学力も同じくらいのレベルであるため考え方が同じな子供が多くなります。
中学校時代、自分の考えと合わない子がいて人間関係に悩み不登校となっていた子や、学校の雰囲気が合わないで悩んでいた子供には高校に進学することは不登校を克服する大きなチャンスと言えるでしょう。
中学で不登校でも高校生で克服することはできる?
中学と高校は全く別世界であるため、不登校にならない可能性も高いと言えますが、問題は克服できるかということではないでしょうか。
それまで、ずっと中学校に通って他の生徒と同じように授業を受けたりしてこなかったために、本当に普通に学校生活が送れるのかどうかと心配になることもあるでしょう。
では、実際に中学で不登校でも高校生になったら克服できるものなのでしょうか。
中学で不登校だったから高校生になれば克服できるかどうかは、判断するのはまだ難しいでしょう。
なぜなら、高校生活においてもふたを開けてみなければわからないこともあるからです。
逆に、中学校時代が楽しすぎたのに高校生になったら自信がなくなり学校生活が面白くなくなってしまったという子もいるので、高校生になってみなければ何とも言えないでしょう。
「案ずるがより産むが易し」という言葉があるように、高校生になっても不登校になってしまうのかどうかを心配するよりも、まずは高校受験に合格することを第一目標として掲げてそれに向けて努力してみてはいかがでしょうか。
不登校になるかならないかは、それからから考えてみても遅くはないと言えます。