学校に通っていると様々な行事がありますが、不登校となるとそれに参加することはできないと言えます。
不登校で行事だけ参加するのは有りなのでしょうか。
不登校中の行事だけの参加って有りなの?
学生時代の学校の行事というのは、その時期だけしか経験できないこともあるのでできることなら親として参加させたいと思うこともあるでしょう。
修学旅行や運動会、水泳大会や体育祭や文化祭など、思い出作りのイベントとしても重要な行事なので不登校でも何とか行事だけは参加させてあげたいと思うのは親心です。
本人もその気であるなら、行事だけの参加をすることによって不登校も改善するのではないかという期待もあることでしょう。
ただ、不登校なのに行事だけの参加は有りなのか気になるところですが、実際にはどうなのでしょうか。
行事だけ参加することで嫌われることも?
不登校中だけれど学校の行事だけ参加する場合には、周りの人の意見も取り入れるのが良いと言えます。
もちろん、本人が参加する気になっているのであればできることなら参加させてあげたいと思うものですが、学校側で断られたりトラブルの元となるのであれば無理に行事だけ参加することもないのかもしれません。
たとえば、部活や体育祭の練習、文化祭の準備などには不登校で出ていなかったとしても、部活の試合や文化祭、体育祭当日にだけ参加をした場合、同級生から嫌われることもあるかもしれないからです。
逆の立場に立って考えてみると、確かに練習や準備にも参加していないのに当日だけひょっこり参加されたら、面白くないと思うものではないでしょうか。
仲の良い同級生が、すすんで行事だけの参加を呼びかけてくれているのなら良いですが、誰からも誘われていないのに行事だけ参加するというのは周りの反感を買ってしまうことになることも十分に把握しておきましょう。
行事だけの参加で不登校が悪化することがある?
不登校中に行事だけに参加することを、本人が快く思っており参加したとしても、実はそれが返って逆効果になって不登校が悪化することにもなることをご存知でしょうか。
親としても、行事に参加できたのだからこの先も学校に通えるようになるのではと期待することもあるかもしれません。
それは、子供も同じことであり行事に参加できたことで学校に通えるように期待するものです。
けれども、行事が終わった後も学校に行くのは無理になってしまうと、思い通りにならなかったことで余計につらくなり、不登校が悪化するケースも少なくないとされているのです。
また、友達が学校生活を楽しそうに過ごしていたり、自分の知らない学校生活での話題を楽しそうに話しているのを聞いて、疎外感を感じて余計に家にこもってしまうこともあるとされています。
そのため、親子ともども不登校中に学校の行事だけに参加するのは慎重に行った方が良いと言えるでしょう。
本人が行く気になっており、周りも応援してくれているからと言ってそのまま不登校が改善するかというところにまでつながるかどうかは未知数ですので、焦らずじっくりと考えていくのが望ましいでしょう。