不登校の原因が本人にある場合によくある2つの原因とその対処法

不登校の原因には様々なものがありますが、これが原因とはっきり言えるものは少なく、たいていは複数の原因があるものです。

一見、学校での人間関係が原因のように見えても、実は本人の性格や隠れた障害が原因だったということもあります。

そのような、不登校の原因になりやすい性格や障害とその対処法についてまとめました。

不登校の原因になりやすい、性格的な問題とは?

休みの間に朝寝坊の癖がついたり、宿題をやっていないなどの理由から、夏休みや連休などの長い休みの後に不登校になることがあります。

この場合は親がお尻を叩いて学校へ行かせることが肝心で、学校へ行き始めれば、数日でまた楽しく通えるようになります。

もともと勉強が苦手な子どもが、風邪などの病気で数日休んだことがきっかけでますます授業についていけなくなり、不登校になることがあります。

また、友達とケンカをしたなどの些細なことが原因で、学校に行くのが気まずくなってしまう性格の子どももいます。

この場合は不登校の時期が長引くほど学校に行きにくくなるので、学校の先生や友達に登校を促してもらうなどの早めの対処が大切になります。

発達障害は生まれつきの脳の障害で、コミュニケーションが苦手だったり、良好な人間関係を築くのが難しい傾向にあります。

相手の気持ちを想像できなかったり、場の空気を読むことが難しいため、人とトラブルを起こしたりイジメられる原因になります。

また、知能には問題がないのに、言語能力や計算能力などが極端に劣っていることがあり、学業不振から不登校になることもあります。

専門医を受診して本人や周囲がこの障害に理解を深めることで、解決できる問題も多くあります。

全般性不安障害は、日常生活のなかで特に理由もないのに不安を強く感じ、対人関係や社会活動に支障が出てしまう病気です。

不安感以外にも動悸、赤面、発汗などの身体症状もあるのが一般的で、乗り物に乗る、人前で話すといった特定の行動で症状がでます。

思春期に発症することも多く、学校生活に支障をきたして不登校を招く恐れがある病気です。

性格や気の持ちようの問題だと思われがちですが、本人の努力で治るものではないので、病院で診てもらう必要があります。

不登校の原因になりやすい、性格的な問題とは?

怠け癖がついた

・怠け癖のある子どもは、夏休み明けなどに、朝寝坊や宿題をやっていないなどの理由から学校へ行きたがらなくなる。

・この場合は親が無理をしてでも学校へ行かせるようにすれば、もともと学校が嫌いなわけではないので、すぐに楽しく通えるようになる。

くじけやすい

・授業についていけない、友達とケンカをしたなどと、些細なことが原因で学校へ行きづらくなってしまう性格の子どももいる。

・不登校が長引くほど学校へ行きにくくなるので、先生や友達に登校を促してもらうなどの早めの対処が必要。

不登校の原因になりやすい、隠れた病気や障害とは?

発達障害

・コミュニケーションが苦手だったり、良好な人間関係を築くのが難しい傾向にあり、いじめなどの原因になりやすい。

・言語能力や計算能力などに学習障害があることもあり、学業不振から不登校になることもある。

・専門医を受診して、本人や周囲がこの障害に理解を深めることで、対処できることが多くなる。

全般性不安障害

・全般性不安障害は思春期に発症することも多く、日常生活のなかで特に理由もないのに不安を強く感じ、対人関係や社会活動に支障が出てしまう病気。

・性格や気の持ちようの問題だと思われがちだが、本人の努力で治るものではないので、病院で診てもらう必要がある。