一口に不登校といっても様々なタイプがあるとされています。
その中でも、非行型の不登校とはどんな特徴があり、子供の心理はどんなものなのでしょうか。
非行型の不登校ってどんな特徴があるの?
不登校といえば、学校に行きたくないと家に閉じこもってしまう姿をイメージする人も多いと思われますが、非行型の不登校はまた別物とされていることをご存知でしょうか。
非行型の不登校の特徴としては、学校に行かないところはふつうの不登校と同じですが悪い年上のグループなどに入って盛り場などにたむろして家にも帰ってこない、結果的に学校に行かないといった特徴があるとされています。
普通の不登校と同じく、小学校よりも中学校に多く見られ、最初は遅刻や無断欠席などを繰り返しているうちにいつの間にか不登校となってしまう場合が多いとされています。
また、非行型の不登校に走るタイプの子供は勉強なども苦手で授業について行けなくなり、あきらめの境地から非行に走ることもあるとされています。
非行型の不登校に走る子供の心理とは
非行型の不登校に走る子供の心理としては、どんなものが働いているのでしょうか。
すべての家庭はそうだとは言い切れないですが、非行型の不登校に走る子供の家庭は放任主義であることが多く、また家庭に問題がある場合が多いとされています。
仕事が忙しくてきちんと自分のことを見てくれない親であったり、あるいは両親が揃っていても不仲で家に居づらいといった理由や親にけなされて育った子供は、本来安心できるはずの家庭という居場所がなく非行に走ってしまうことが多いのです。
本来、非行型の不登校の子供は寂しがり屋で構ってほしいという気持ちがあるのに、両親や教師を始めとした大人がそれを満たしてくれないために非行に走ってしまっていると言えるでしょう。
子供を飛行型の不登校にさせないためには
では、子供を非行型の不登校に走らせないためにはどうすれば良いのでしょうか。
そのためには、子供をしっかり「見てあげる」ことが大切だとされています。
なんだそんなことなのかと思われる親ほど、子供のことをしっかりと見ていないこともありますので子供がいつも何をしているのかどういうものが好きでどういった気持ちでいるのかを考えて、子供に寄り添ってあげるようにしましょう。
すでに非行に走り、家庭崩壊となっていたとしても遅くはありません。
ある程度の年齢になれば、親が口出しすることは少なくなり全部自分で決めてやって行くべきと思うかもしれませんが、それでもまだ子供は子供です。
中学生になっても高校生になっても親に甘えたいときが必ずあるのですから、そうやって求めてきたときにしっかりと受け止めるようにすれば非行型の不登校に走ることはないのではないでしょ