不登校の高校生が留年せずに学校に復帰するために必要なこととは

高校生が不登校になった場合に心配なのは、出席日数や必要な単位数を満たすことが出来ず、留年してしまうことです。

留年してしまうと、学校へ復帰するのがますます大変になり、ついには退学してしまうきっかけにもなります。

不登校の高校生が留年しないために満たさなければならない条件と、留年を防いで学校へ復帰するためにはどうしたらいいのかについてまとめました。

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不登校の高校生が留年しないために必要な条件とは

学校教育法では、小中学校に限らず、高校においても、進級や卒業に必要な出席日数を定めているわけではありません。

出席日数が少なくても、本人の学力などを考慮して、校長の裁量で進級や卒業を認めることができるのです。

しかし、高校生は、学則によって取得しなければならない単位数と単位認定の条件が決められており、欠席が多いと単位の認定ができずに留年する恐れがあります。

進級や卒業に必要な出席日数

一般的には、一年間の出席しなければならない日数のうち、1/3から1/4以上を欠席してしまうと留年になる学校が多いようですが、学則は各高校によって違います。

なかには、遅刻3回で1日欠席というように、遅刻の回数を欠席にカウントする学校もあり、在籍している高校の学則をよく確認する必要があります。

不登校でなくても、遅刻が多いと1時限目の教科の時間数が不足してしまう場合もあり、その教科の単位を落として留年してしまうことがあるので要注意です。

不登校の高校生が留年しないで復帰するために必要なこととは

高校生に限らず、不登校は解決に時間がかかり、その原因さえすぐには分からないことがほとんどです。

早めに学校へ相談するなどの対策も必要ですが、結局は本人の気持ちが落ち着いて、再び学校へ行くようになるのを見守る以外にありません。

どうしても留年や退学を避けたい時、本人も学校へ行きたい希望を持っている場合には、次のような方法もあります。

条件付きで登校できるなら

教室で授業を受けられなくても、保健室や相談室などに登校できるなら、それで出席日数を満たせないか、学校と相談してみます。

また、単位不足が心配な教科でも、補講や補習をしてもらうことで単位がもらえる場合もあるので、そういった対応をお願いしてみます。

いずれにしても、親が無理強いしても不登校の根本的な解決にはならないので、本人が復帰へ向けて希望している場合に限ります。

通信制高校への転入

どうしても学校に復帰するのが難しく、必要な出席日数を満たせない場合には、通信制高校へ転入するという選択肢もあります。

通信制高校なら、出席日数が足りなくても、学力などが一定の条件を満たせば進学や卒業ができます。

自宅で一人で勉強を続けるのは大変なことで、高校卒業の資格を得たい、大学や専門学校に進学したいという意欲が必要です。

高校生が留年せずに学校に復帰するために必要なことまとめ

進級や卒業に必要な条件

・高校生は、学則によって取得しなければならない単位数と単位認定の条件が決められており、欠席が多いと単位の認定ができずに留年する。

・一年のうち1/3から1/4以上を欠席してしまうと留年になる学校が多いが、この日数は各高校によって違うので、在籍している高校の学則をよく確認する

・遅刻が多いと1時限目の教科の時間数が不足してしまう場合もあり、その教科の単位を落として留年してしまうことがあるので要注意。

留年しないで復帰するために必要なこと

・不登校は解決に時間がかかることが多く、結局は本人の気持ちが落ち着いて、学校へ復帰できるようになるのを見守るしかない。

・本人が希望するなら、保健室や相談室などでの登校、単位不足が心配な教科の補講や補習で留年が防げないか学校に相談してみる。

・どうしても学校に復帰するのが難しく、必要な出席日数を満たせない場合には、通信制高校へ転入するという選択肢もある。

・通信制高校なら、出席日数が足りなくても卒業が可能だが、自宅学習を続けるには本人の強い意志が必要。

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